パンチング金型編 基礎編
1-11)パンチプレス用語集(あ行)
板厚無調整式金型
ワーク板厚の違い・プレス機のシャットハイトの差異をバネが吸収し、金型のハイト調整を不要にした金型。
色々な成形金型で利用出来ます。
インデックス(C軸)ステーション
金型を回転させる機構が付いたステーション。
プログラムで任意の角度に回転させることが出来るため、角度付金型が不要になります。
また、インデックスにて扇状の異形金型を回転させることにより、加工レンジより大きな丸穴抜きが可能となります。
ウレタンキッカー
カス上り防止対策としてパンチの刃先端面についているウレタンゴムのこと。
特殊ウレタンにより、抜きカスを強制的に落とします。
エアー穴付金型
パンチ刃先端面のエアー穴から圧縮空気を直接抜きカスに吹き付け、強制的に抜きカスを落とします。
機械が金型にエアーを供給出来るタイプに限ります。
ATC装置
金型を自動交換する装置。(オートツールチェンジャー)
タレットに装着出来る金型の数には制限がありますが、ATC装置を使用することによりATC用金型ラックにストックしてある金型も使用出来るようになります。
エキストラガイド
「1/2ステーションの金型を1-1/4のステーションに」「1-1/4ステーションを3-1/2のステーションに」など、金型を他のステーションに装着する際のアダプター。
空きステーションがない場合などに便利です。
エキストラバックテーパー (EB金型)
パンチ刃先側面にテーパー逃げを設け、ワークとの接触を減らして焼付きを少なくした金型。