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テクニカルガイド

パンチング金型編

実践編 2-10)絞り加工時に発生するワークの反り・歪みについて

パンチング金型編 実践編

2-10)絞り加工時に発生するワークの反り・歪みについて

立上りの高いエンボス(絞り)加工を行うとワークに反り、歪が発生します。

特に薄板の場合はワーク全体が大きく歪む場合があります。

対策

1)上向加工の場合、下型を外バネ式にする事によりワークを押える力を強くし歪を押える

(図1.参照)
※外バネ式の下型が装着できない機械があります。ご確認下さい。

又、1サイズ上のステーションを使用する事により、板押え力を強くする方法もあります。

図1. 外バネ式ダイセット

図1. 外バネ式ダイセット

外バネ式ダイセットは、板押え力を強化し、ストリップ力を強めた型です。

2)下穴(捨て穴)をあける

成形前に下穴をあける事により、歪は減少します。
又、1サイズ上のステーションを使用する事により、板押え力を強くする方法もあります。

下穴(捨て穴)をあける

ワーク端面付近を加工する際に発生するヒケ(引き込み)は、エンボス加工後に枠抜きを行う事をお勧めします。

ヒケ(引き込み)

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