よくある加工の悩み
【解決方法】R曲げの仕上がりがきれいにならない~折れ目のない滑らかなR曲げを実現する方法~
考えられる原因と対策
「プレスブレーキでR曲げをしたいが、きれいに仕上がらない」というご相談は少なくありません。
仕上がり不良の原因は一つではなく、加工方法・工具選定・工程設計が複合的に影響しています。主な原因は以下のとおりです。
- ・送り曲げによる折れ目の発生
- ・仕上げ工程による対処の限界
- ・Rサイズごとの専用金型コスト
原因1: 送り曲げによる折れ目の発生
【主な原因】
- ・ 専用R工具を使わず、プレスブレーキで少しずつ送りながら多角形近似している
- ・送りピッチが大きく、折れ目が目立つ
- ・曲げ点数が少ない
<考えられる対策>
- ・ 送りピッチを細かくして曲げ点数を増やす(ただし工数が増大する)
- ・ R曲げ専用工具(ラジアスルーラ)の導入を検討する
送り曲げは設備投資なしで対応できる反面、どれだけ丁寧に送っても折れ目を完全になくすことは困難です。
原因2: 仕上げ工程による対処の限界
【主な原因】
- ・ 折れ目を後工程のグラインダー・バフ掛けで処理している
- ・ 仕上げ精度が作業者のスキルに依存している
- ・ 仕上げ工数がかかり、コストが上がっている
<考えられる対策>
- ・ 仕上げが不要なレベルの成形品質を、加工工程で実現する
- ・ 工具選定の段階から「後工程を減らす」視点で見直す
根本的な解決には、後工程での対処ではなく、成形工程そのものの改善が必要です。
原因3: Rサイズごとの専用金型コスト
【主な原因】
- ・ R形状ごとに専用パンチを用意しているため、金型費用がかさむ
- ・ 多品種少量のR曲げに対応しにくい
- ・ 使用頻度の低いRサイズの金型が眠っている
<考えられる対策>
- ・ 一種類のホルダーで複数Rに対応できる工具を選定する
- ・ 汎用性の高い工具に切り替えることで、金型管理の手間も削減する
コニックの提案
コニックでは、ラジアスルーラを使ったR曲げをご提案します。
ラジアスルーラはプレスブレーキのパンチホルダーに取り付けるR曲げ専用工具です。ワークを転がしながら連続的に成形するため、送り曲げのような折れ目が残らず、少ない工程できれいな滑らかR形状を実現できます。
また、一種類のパンチホルダーでRサイズの異なるラジアスルーラに交換して使用できるため、Rサイズごとに専用パンチを揃えるよりも大幅にコストを抑えられます。仕上げ工程の削減にもつながるため、品質向上・工数削減・コストダウンを同時に実現できます。
アマダタイプ以外の機種への対応も可能ですので、現在お使いの機種についてもお気軽にご相談ください。
関連するコニック製品・技術
ラジアスルーラ / ラジアスルーラ用パンチホルダー
R10・R15・R17.5・R20・R25・R30
お客様の機種・板厚・Rサイズに合わせて最適なご提案をいたします。
まずはコニックにご相談ください。
