専用設計で刃先を強化!
厚板打抜加工用金型
厚板を打抜く際はパンチ刃先折れ等のトラブルを防ぐ為、
刃先強度を上げた専用設計の金型が有効です!!
- ①専用設計を承っております。加工条件(板厚・材質等)をご指示下さい。角・長角パンチの他、丸パンチ等でも製作できます。
(SS400 T=9 パンチ刃先 φ6 条件等の場合にもお勧めです。) - ②この金型は「破損しないこと」を保証した金型ではありません。
金型設計に於いて破損しない対策を盛り込んだ金型です。
厚板打抜加工用金型(※1)はこんな使い方もできます!
(※1)諸条件のお打ち合せに基づき設計するオーダー金型です
板厚より細いパンチ刃先径でも加工できる?折れないの?
抜き打ち成功例
<テスト条件>
材質・板厚:SPHC T=6 パンチ刃先:φ2.5(M3 用) ダイクリアランス:0.3
30HIT 打抜き後の刃先
ワークの仕上がり
抜き打ち成功例
<テスト条件>
材質・板厚:SPHC T=6 パンチ刃先:φ3.3(M4 用) ダイクリアランス:0.3
30HIT 打抜き後の刃先
ワークの仕上がり
※このテストは耐久性を保証するものではありません
このように活用することもできます!
薄板の場合、バーリング金型でワークを筒状に絞り、ネジ山数の厚みを確保するのが一般的ですが、
厚板の場合はバーリング加工が困難な場合があります。
そこで厚板の抜き穴に直接タップ加工をする使い方へと展開することができます。
PROTECH3 1-1/4” |
打抜き後 |
バーリング加工なしで直接タップ加工 |
完成(断面写真) |
ポイント
クリアランスを極少条件で加工することで、
抜き穴内径に切断・破断のテーパーを少なくし、
ワークに直接タップ加工するためのストレート部を確保しました。
抜きカスでの比較
C=1.3 の場合 ストレート部ほぼ無し |
C=0.3 の場合 ストレート部十分有り |
(通常、計算上の適正クリアランス) | (今回実験クリアランス) |
ダウンロード
抜き金型
各種長寿命パンチの“選び方”
スーパードライパンチ(SDP)
驚異の耐久性を誇り、「SUS加工では金型がもたない」という常識を打破しました。
オートインデックス等の使用頻度が高い金型に使うことで、ランニングコスト低減に貢献します。
また、SDPはアルミ加工にも対応できます。
ヘビーデューティーパンチ(HDP)
ステンレスなどの高張力鋼板の連続打ちで発生する熱でもコーティングが剥がれ難いので、過酷な加工条件におすすめです。
コニックロングライフパンチ(CLP)
SPCCを中心に高耐食溶融めっき鋼板等、幅広い被加工材に抜群の耐久性を発揮します。
標準丸、角形状はもとより、異形抜き形状にも対応しています。
コニックハードパンチ(CHP)
コストパフォーマンスに優れ、あらゆる加工材に対応したパンチです。
特に、アルミや塗装鋼板で発生しやすい溶着現象を低減し、安定した加工ができます。
厚板打抜加工用金型
厚板を打抜く際はパンチ刃先折れ等のトラブルを防ぐ為、刃先強度を上げた専用設計の金型が有効です。
刃先折れ対策「細径パンチ」
バーリングの下穴等、板厚より細いパンチ刃先条件での加工におすすめの金型です。