POINT
シート材の板厚変更にも
金型交換や高さ調整が不要です!
半切り加工やダボ出し加工の場合、
通常プレス機械のシャットハイト(不死点位置)を考えて、金型を設計します。
シート材の板厚を変更する場合、
金型を交換するかシャットハイトに合わせた金型の高さ調整が必要になります。
「板厚無調整式ハーフパンチ金型」は、このようなコストや時間のかかる金型交換や高さ調整を不要にした金型です。
POINT
金型に組み込んだスプリングのたわみで、
板厚変更を可能にします!
図のように、パンチにはスプリングが組み込んであります。
その圧縮反発力を利用して、 半切り加工やダボ出し加工を行います。
板厚変更による金型の高さの変化はスプリングのたわみで吸収しますので、 金型交換や調整は不要です。
ただし、あらかじめ設定された半切り高さやダボ出し高さを変更する場合は、 金型の調整が必要となります。
また、厚板や形状の大きいもの、特殊な材質のもので、 加工対応がスプリングの圧縮反発力より大きい場合は加工できません。