パンチング金型編 成形加工編
3-2)タップバーリング/皿バーリング
タップバーリング
成形形状
上向加工
下向加工
加工の概要
ワークを筒状等に絞る加工
主な用途・特記事項
- ・薄板にネジ加工を行う際に、ネジに山数を確保する為に行うバーリングです
- ・上向加工、下向加工共に下穴同時加工と下穴別工程のタイプがあります
- ・立上りは板厚程度となります
金型には、
- ・下穴同時型(下穴加工とバ-リングを同時に行う金型)
- ・下穴別工程型(下穴加工後バ-リングを行う金型)
の2種類があります。
呼び称 | ピン径 | 下穴寸法 |
M 2.5 | φ 2.1 | φ 1.2 |
M 3 | φ 2.6 | φ 1.5 |
M 4 | φ 3.4 | φ 2.0 |
M 5 | φ 4.3 | φ 2.4 |
M 6 | φ 5.1 | φ 2.8 |
- ※標準寸法の上向バ-リングピンには、TINコ-ティングを行っています
- ※標準以外の寸法の場合は、ピン径のご指示をお願いします
上記以外の下穴計算(参考値)
タップバーリング用金型のご依頼方法
(例) 上向(下向)タップバーリング金型 M3用 又は 内径φ2.7 とご指示下さい。
- ・上向の場合は下穴別工程、下向の場合は下穴同時型が標準となります。
それ以外の場合はご指示下さい。 - ・ネジサイズ(例:M4用)をご指示頂いた場合は、上記標準寸法表の通りとなります。
皿バーリング
成形形状
上向加工
下向加工
加工の概要
ワ-クを筒状等に絞り、同時に入り口部分に面取りを行う加工
主な用途
- ・板を重ね合わせて皿ビスでネジ止めする際の皿ビスの頭の逃げ
- ・タップ加工時の案内
ワンポイントアドバイス
C面取りをした板材とバーリングをした板材を皿ビスで接合する場合、板と板の間に隙間が開いたことがありませんか?
そんな時は、皿バーリングをご使用下さい。
皿バーリング | 標準のバーリングの場合 | 皿バーリングの場合 |