そこで、ブランク型の様に抜きカスが製品となる場合には後工程でレベラーに通す等の手直しが必要となる
場合があります。
この対策としては、
1) 外周抜きを行う。
製品を打抜くのではなく製品の外周(輪郭)を打抜く方法で、一般的にこの方法が採用されています。
この場合、製品はミクロジョイント等でつないでおき、加工後に分離します。 (図3.参照)
2) クリアランスを小さくする。
クリアランスが大きくなる程ワークにかかる曲げ力が増し、湾曲が大きくなります。
ブランク型の場合、適正クリアランスより少し小さめのクリアランスをお勧めします。
但し、厚板の場合にクリアランスを小さくし過ぎますと金型への負担が増し、金型の破損の原因にもなります
のでご注意下さい。
3) 再研磨を早期に行う。
磨耗した切刃で打抜いた場合も曲げ力が増し、湾曲がより大きくなります。
早期に再研磨を行いシャープな切刃で打抜きを行って下さい。
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